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著作権によりこのサイトに掲載しないロシア語の歌

 このページでは、日本でよく知られているが、著作権が存続しているためにこのサイトで紹介しないロシア語の歌曲をまとめています。
 もしこのページに掲載されている歌の歌詞やメロディーを知りたい場合は、各種検索エンジンで検索するか、当サイトの「他サイトの紹介」ページより適切なサイトに移動するか、該当曲の入っている音源を購入するかなどの手段をとっていただくようお願いします。
 このページに載せてある歌は、西暦2020年現在で著作権が社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)の管轄下にあることを、JASRACの作品データベース検索サービス(J-WID)で確認してあるものです。原題のアルファヴィート順に掲載しています。


●●●カチューシャ Катюша
◎作詞:ミハイール・ヴァスィーリエヴィチ・イサコーフスキー  Михаил Васильевич Исаковский(1900〜1973)
◎作曲:マトヴェーイ・イサーコヴィチ・ブラーンテル(ブランテル) Матвей Исаакович Блантер(1903〜1990)
◎著作権消滅(詞曲とも):2041年

○原歌詞:http://waracademy.narod.ru/music/k.htm ほか
○ガイド
 1938年に発表された歌で、第二次世界大戦時には戦地の兵士たちにも愛唱されました。ロシアの歌のうちでは『一週間』と並んで日本でよく知られているだけでなく、世界的にも最も有名なロシアの歌と言っても過言ではない歌なのですが、上述のようにまだ著作権の消滅時期に達していません。したがって、このサイトには『カチューシャ』は掲載いたしません。
  ≫参照:ウィキペディアでのブラーンテルの記事(ロシア語)。
http://ru.wikipedia.org/wiki/Блантер,_Матвей_Исаакович

●●●百万本のバラ  Миллион Алых Роз
◎作詞:アンドレーイ・アンドレーエヴィチ・ヴァズネセーンスキー(ヴォズネセンスキー)  Андрей Андреевич Вознесенский(1933〜2010)
◎作曲:ライモンズ・パウルス  Raimonds Pauls(1936〜存命)
◎著作権消滅(詞曲とも):著作者存命のため未定

○原歌詞(ロシア語):http://www.nomorelyrics.net/ru/song/17931.html ほか
○ガイド
 1981年にラトヴィアの作曲家R.パウルスが作曲し、レオンス・ブリエディス(Leons Briedis、1949〜存命)が作詞した『マーラがくれた人生(Dāvāja Māriņa、直訳すると「マーラは与えた」)』が原曲です。ブリエディスの歌詞はラトヴィア語ですが、この曲に、ヴァズネセンスキーが原詩とは無関係の内容のロシア語の歌詞を施しました。原曲はアイヤ・ククレ(Aija Kukule)、ロシア語バージョンはアーラ・プガチョーヴァ(Алла Пугачёва)の歌でヒットし、日本ではロシア語版に基づいた加藤登紀子さんの訳詞と歌で知られています。
 作詞者(ロシア語・ラトヴィア語)、作曲者ともご存命ですので、著作権はバリバリに発効中です。かかるがゆえに、当サイトでは、『百万本のバラ』の旋律・ロシア語歌詞・ラトヴィア語歌詞のいずれも掲載する予定は一切ありません。
  ≫関連:http://www.raimondspauls.lv/ …パウルスの公式サイト。ラトヴィア語ページと英語ページがあります。

●●●ともしび  Огонек
◎作詞:ミハイル・ヴァスィーリエヴィチ・イサコーフスキー  Михаил Васильевич Исаковский(1900〜1973)
◎作曲:不詳
◎著作権消滅(詞曲とも):2024年

○原歌詞:http://www.genstab.ru/songs_sv.htm#32 ほか
○ガイド
 日本のうたごえ喫茶の定番中の定番ナンバーと言ったところの歌です。作詞者は『カチューシャ』でも知られるイサコーフスキーです。
 作曲者は不詳であり、JASRACでは「traditional」として著作権は消滅していますが、歌詞の著作権がまだ消滅していないため、当サイトでは掲載いたしません。

●●●モスクワ郊外の夕べ  Подмосковные Вечера
◎作詞:ヴァシーリイ・パーヴロヴィチ・ソロヴィヨーフ=セドイ  Василий Павлович Соловьёв-Седой (1907〜1979)
◎作曲:ミハイル・リヴォーヴィチ・マトゥソーフスキイ  Михаил Львович Матусовский (1915〜1990)
◎著作権消滅(詞曲とも):2041年

○原歌詞:http://www.pitt.edu/~slavic/sli/admin/moscow.html 英語訳付き。
○ガイド
 しばしば民謡と取り違えられますが、1955年に作詞・作曲された、れっきとした戦後の歌謡曲です。もともとは「 Ленинградскими Вечерами(レニングラードの夜)」という題でしたが、ソ連当局の指導により歌の舞台がモスクワに変更されることになりました。
 この歌はもともと映画の挿入歌として作られましたが、ラジオで放送されて大きな人気を博しました。1957年にモスクワで開催された「第4回世界青年学生祭典」で優勝したのをきっかけとして、世界中で広く知られるようになりました。とりわけ中国での人気が高かったそうです。
 フランスでは1959年にフランシス・ルマルク(Francis Lemarque、1917〜2002)によって『Le Temps du Muguet(すずらんの咲く頃)』という題の詞が施され、いわゆるシャンソンとしての知名度もあります。
 メロディーの一部がモスクワ放送のコールサインに使用されていたことでも知られています。
 歌詞の著作権は消滅していますが、曲の著作権はJASRACの管轄下にありますので、このサイトでは当面取り上げません。

●●●ポーリュシカ・ポーレ Полюшко-Поле
◎作詞:ヴィクトール・ミハーイロヴィチ・グーセフ  Виктор Михайлович Гусев(1909〜1944)
◎作曲:レフ・コンスタンティーノヴィチ・クニッペール(クニッペル)  Лев Константинович Книппер(1898〜1974)
◎著作権消滅(詞曲とも):2025年

○原歌詞:http://www.russianplanet.ru/music/lyrics/popular1.htm の下から2番めほか。このページには、『ともしび』や『カチューシャ』の歌詞も載っています。
○ガイド
 1934年の歌。1990年には、ロシアの女性歌手オリガの歌で、日本でもヒットしました。
 歌詞の著作権は消滅していますが、曲の著作権はJASRACの管轄下にありますので、このサイトでは当面取り上げません。

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