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著作権によりこのサイトに掲載しない英語の歌

 このページでは、日本でよく知られているが、著作権が存続しているためにこのサイトで紹介しない英語の歌曲をまとめています。
 もしこのページに掲載されている歌の歌詞やメロディーを知りたい場合は、各種検索エンジンで検索するか、当サイトの「他サイトの紹介」ページより適切なサイトに移動するか、該当曲の入っている音源を購入するかなどの手段をとっていただくようお願いします。
 このページに載せてある歌は、西暦2020年現在で著作権が社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)の管轄下にあることを、JASRACの作品データベース検索サービス(J-WID)で確認してあるものです。冠詞を除いた原題のアルファベット順に掲載しています。


●●●フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン  Fly Me to the Moon
◎作詞・作曲:バート・ハワード  Bart Howard (1915〜2004)
◎著作権消滅(詞曲とも):2055年

○原歌詞:http://www.sing365.com/music/Lyric.nsf/Fly-me-to-the-Moon-lyrics-Westlife/C5B35DFD731E1E9C48256F24000FA9D2 ほか
○ガイド
 1954年の曲。もともとは『In Other Words(別の言葉で言えば)』というタイトルでしたが、歌詞の1行目の文句がやがてタイトルに変更されました。フランク・シナトラ(Frank Sinatra、1915〜1998)の持ち歌としても知られます。

●●●ラブ  L-O-V-E
◎作詞:ミルト・ギャブラー  Milt Gabler (1911〜2001)
◎作曲:ベルト・ケンプフェルト  Bert Kaempfert (1923〜1980)
◎著作権消滅(詞曲とも):2052年

○原歌詞:http://www.behindthelyrics.com/268515/L-O-V-E.html ほか
○ガイド
 1965年の曲。ナット・キング・コール(Nat King Cole、1919〜1965)の歌で知られています。日本でも、しばしばテレビ・ラジオのコマーシャルに使用されて耳馴染みのある楽曲となっています。   

●●●ミスティ  Misty
◎作詞:ジョニー・バーク  Johnny Burke (1908〜1964)
◎作曲:エロール・ガーナー  Erroll Garner (1921〜1977)
◎著作権消滅(詞曲とも):2028年

○原歌詞:http://www.actionext.com/names_n/nat_king_cole_lyrics/misty_by_erroll_garner_johnny_burke.html ほか
○ガイド
 1954年の曲。はじめに曲が作られ、歌詞は後から付けられました。サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan、1924〜1990)やジョニー・マティス(Johnny Mathis、1935〜存命)の持ち歌として有名です。作曲者のガーナーは楽譜が書けず、飛行機に乗っているときにこのメロディを思いついたが、そのまま着陸するまでずっとメロディを口ずさんでいたという逸話があります。

●●●虹の彼方に  Over the Rainbow
◎作詞:ハロルド・アーレン  Harold Arlen (1905〜1986)
◎作曲:E.Y."イップ"ハーバーグ  E.Y."Yip"Harburg (1896〜1981)
◎著作権消滅(詞曲とも):2047年

○原歌詞:http://www.brave.com/bo/lyrics/somerain.htm ほか
○ガイド
 1939年の曲。同年の映画『The Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使い)』で主役のジュディ・ガーランド(Judy Garland、1922〜1969)が歌った歌として知られています。

●●●花はどこへ行った  Where Have All the Flowers Gone 
◎作詞:ピート・シーガー Pete Seeger (1919〜2014)、ジョー・ヒッカーソン Joe Hickerson(1935〜存命)
◎作曲:ピート・シーガー
◎著作権消滅(詞曲とも):著作者存命のため未定

○原歌詞:http://www.metrolyrics.com/where-have-all-the-flowers-gone-lyrics-peter-paul-mary.html ほか
○ガイド
 1956年の曲。作者のシーガーの意図するところではなかったそうですが、この歌は反戦歌として知られています。逸話として、シーガーがノーベル賞作家ミハイル・ショーロホフの代表作『静かなドン』の序盤に出てくるコサック民謡の詞にインスピレーションを得てこの歌を書いたという話があります。
 この歌は、さきにシーガーが3番までの詞を書き、数年後にヒッカーソンが4・5番の歌詞を書き加えています。

●●●ジャズ
 筆者自身がジャズに詳しくないし、興味も薄いため、ジャズの精確な定義はここで述べられません。ウィキペディア日本語版を参照すると、「西洋音楽とアフリカ音楽の組み合わせにより発展した音楽である云々」とあるので、おそらくそのようなものなのでしょう。なお、上に挙げた『L-O-V-E』や『ミスティ』もジャズに分類されているようです。
 ジャズの作詞家や作曲家達は、ほとんどが没後50年ないし60年を経ていないので、今のところ著作権が消滅している楽曲はほとんどありません。ただ、初期の「ディキシーランド・ジャズ」と呼ばれるジャンルのものには、既に著作権の切れている楽曲もあるようです。
 著作権の切れているジャズを取り上げる可能性は無いわけではありませんが、上にも書いたように、筆者がジャズに疎いうえ、歌詞のあるジャズというものにとんとお目にかかったことがないため、このサイトでジャズが紹介される可能性は、地球の大気中におけるキセノンの濃度よりも薄いと思われます(←誰も理解できないってば)。

●●●オールディーズなど
 「オールディーズ」の具体的な定義は難しいところですが、とりあえず「1950〜60年代にヒットした、英語のポップス曲で、ロックンロールないしロックと見做されないもの」としておきます。
 具体的にどういう楽曲があるかは、しかるべきウェブサイトや書籍やCDやDVD等が山のように出ておりますので、皆さんご自身でご覧になってもらうことといたしましょう。
 どのような曲にせよ、この時代のアーチストはまだ大半がご存命で、亡くなった方もまだ死後50年ないし60年は経ておりません。従って、オールディーズはこのサイトで取り上げないものといたします。
 蛇足ですが個人的には好きな作品が多いです。

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