ОЧИ ЧЁРНЫЕ | |
作詞:Е.П.グリビョーンカ | |
邦題 『黒い瞳』『黒い目』など |
◆原歌詞:1〜6番 歌詞についての解説はガイドの項をご覧ください。 |
◆和訳と語句 |
1. オーチィ チョールヌィエ、オーチィ ストラースヌィエ Очи чёрные, очи страстные! オーチィ ジグゥーチィエ イ プリィクラースヌィエ! Очи жгучие и прекрасные! カーク リュブリュー ィヤ ヴァース!カーク バィユース ィヤ ヴァース! Как люблю я вас! Как боюсь я вас! ズナーチ、ウヴィーヂェル ヴァース ィヤ ヴ・ニェドーブルィ チャース! Знать, увидел вас я в недобрый час! |
1. 黒い眼よ、熱情的な眼よ! 燃えあがる、きわめて美しい眼よ! なんと私はお前達を愛することか! なんと私はお前達を恐れることか! きっと私は折悪いときにお前達を見たのだろう
жгучие【形容詞・複数主格】
燃えるような、焼けるような。 боюсь【動詞・一人称単数現在】 <бояться 恐れる。 знать【挿入句】きっと〜なんだろう。 |
2. オーフ、ニェラーダム ヴィ グルゥビーヌィ チィムニェーィ Ох, недаром вы глубины темней, ヴィージュ トラーウル ヴ・ヴァース パ ドゥシェー マィエーィ Вижу траур в вас по душе моей. ヴィージュ プラーミャ ヴ・ヴァース ィヤー パビェーッナエ Вижу пламя в вас я победное, サジョーナ ナ ニョーム スェールツェ ビェーッナエ Сожжёно на нём сердце бедное. |
2. おお、お前達は訳あって深淵よりも暗い お前達のなかに私の魂の喪が見える お前達のなかに勝利の炎が見える 哀れな心はその中で焦げている
траур 喪、服喪。
победное【形容詞・中性単数】勝利の。 сожжёно【動詞・被形過去中性短語尾形】 <сжечь 焼く、燃やす。 |
3. ナ ニェ グルゥースチィン ィヤー、ニェ ピチャーリン ィヤー Но не грустен я, не печален я, ウチシーテルナ ムニェー スゥドバー マィヤー Утешительна мне судьба моя. フショー、シトー ルーチシェヴァ ヴ・ジーズニィ ボーフ ダール ナーム Всё, что лучшего в жизни Бог дал нам ヴ・ジェールトヴゥ オーッダル ヤー オーグニヌィム グラザーム В жертву отдал я огненным глазам. |
3. だけど私は悲しくはない、惨めでもない 私の運命が私にとって慰めとなってくれる 神が私にくれた人生のうちで最上のものすべてを 私はいけにえとして燃える目に捧げたのだ
утешительна【形容詞・女性短語尾形】
慰めてくれる、元気付ける。 жертву【単数対格】いけにえ、犠牲者。 огненным【形容詞・男性複数与格】 燃えたつ、火のような。 |
4. ニェ フストリェーチャル ブィ ヴァース、ニェ ストラダール ブィ ターク Не встречал бы вас - не страдал бы так, ヴェーク スヴォーィ プロージル ブィ プリピィヴァーィユチィ Век свой прожил бы припеваючи. ヴィ スグゥビーリ ミィニャー、オーチィ チョールヌィエ Вы сгубили меня, очи чёрные, ウニェスリー ナヴェーク マィヨー シャースチィエ Унесли навек моё счастие. |
4. もしお前達に出会わなかったら… これほど苦しまなかっただろう 一生涯鼻歌交じりで暮らしていただろう お前達は私を駄目にした、黒い眼よ 私の幸せを永遠に持ち去ってしまった
припеваючи【副詞】
(楽しげに)鼻歌を歌いながら。 сгубили【動詞・複数過去形】 <сгубить 〜をだいなしにする。 навек【副詞】永久に。 |
5. ブード トーッ プロークリャッ チャース、カグダー フストレティール ヴァース Будь тот проклят час, когда встретил вас, オーチィ チョールヌィエ、ニェパコールヌィエ! Очи чёрные, непокорные! ニェ ヴィダール ブィ ヴァース、ニェ ストラダール ブィ ターク Не видал бы вас, не страдал бы так, ヤ ブィ プロージル ジーズヌ プリピィヴァーィユチィ Я бы прожил жизнь припеваючи. |
5. 私がお前達に出会った時よ、呪われてしまえ 黒い眼よ、素直でない者どもよ! お前達に会わなかったら これほど苦しまなかっただろうに 鼻歌交じりで人生を過ごして行っただろうに
проклят【動詞・被動形過去男性短語尾形】
<проклясть 呪う。 непокорные【形容詞・複数主格形】 従順でない、わがままな。 |
6. チャースタ スニーッスャ ムニェー フ・パルーナチナム スニェー Часто снится мне в полуночном сне イ ミリェーシッツャ シャースチエ ブリーズカェ И мерещится счастье близкое, ア プラスヌールスャ ヤー ノーチ クルゥゴーム チムナー А проснулся я - ночь кругом темна, イ ズヂェース ニェーカムゥ パジリェーチ ミニャー И здесь некому пожалеть меня. |
6. 夜中に眠っていると、手の届きそうな幸せが しばしば私の夢に現れ、幻になって見えている そして私は目覚めたが…あたりは夜の闇 そして私を哀れんでくれる人はここにはいない
снится【動詞・三人称単数現在形】
夢に見る。 полуночном【形容詞・男性前置格】 夜半の。 мерещится【動詞・三人称単数現在形】 夢まぼろしに見る。 |
ガイド
ロシアの愛唱歌のうちで、『Катюша(カチューシャ)』と並び、最も世界的な知名度を獲得している歌と言ってよい作品でしょう。この歌の歌詞は、原題を『Чёрные Очи(黒い眼)』といい、ウクライナ生まれのロシアの作家エフゲーニー・パヴローヴィチ・グリビョーンカ(Евгений Павлович Гребёнка、1812〜1848)が1843年に発表したものです。ただし、グリビョーンカが発表した詩は、上記の歌詞のうちの1〜3番に相当する部分のみでした。のちに歌詞が補作され、現在に至っています。 曲は、ドイツ系ロシア人のフロリアン・ヘルマン(Флориан Герман、ドイツ語綴りではFlorian Hermann、生没年未詳)〔※1〕という人物が1884年に作曲しています。一般にはロマ民謡として知られています。 この歌は、ロシアの著名なバス歌手のフョードル・イヴァーノヴィチ・シャリャーピン(Фёдор Иванович Шаляпин、1873〜1938)がレパートリーに取り入れて、世界的な知名度を博しました。米国のルイ・アームストロング(Louis Armstrong、1901〜1971)やスペインのフリオ・イグレシアス(Julio Iglesias、1943〜存命)といった歌手たちがポピュラーソングとして歌い〔※2〕、ヒットさせたことでも知られています。日本では、郷ひろみさんが『哀しみの黒い瞳』の題でJ.イグレシアス版をカバーしています。 〔※1〕ヘルマンの名前の綴りは、ロシア語版ウィキペディアのものに従いました。 〔※2〕J.イグレシアス版は、スペインのポピュラー作曲家ラモン・アルクーサ(Ramón Arcusa、1936〜存命)によるアレンジが施されていて、原曲には無いメロディーが含まれています。 ひとりごと この曲は、日本でも大ヒットしたので、皆さんの耳にも馴染んでいる曲だと思います。いろいろな歌手が歌っていますが、やはり日本人には、郷ひろみさんの『哀しみの黒い瞳』のイメージが強いでしょうか。 私は、J.イグレシアスの『黒い瞳のナタリー(原題:Natalie)』をよく聴いていたので、その印象が強く残っています。MIDIにもそのイメージがだいぶ出てしまっていると思います…。 |
参考URL http://www.karaoke.ru/song/7423.htm (メイン歌詞) http://www.smeh.nm.ru/prikol/zastolpesni/ochichernie.html http://pesni.dynatone.ru/num/5/12.html http://pesni.retroportal.ru/sr3/02.shtml http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%9E%D1%87%D0%B8_%D1%87%D1%91%D1%80%D0%BD%D1%8B%D0%B5_(%D0%BF%D0%B5%D1%81%D0%BD%D1%8F) http://www.mudcat.org/thread.cfm?threadid=14182&messages=49 MIDI作成ソフト:てきとーシーケンサ Version2.15 |