LE BON ROI DAGOBERT | |
作詞:不詳 / 作曲:不詳 / 1780年代頃成立 | |
邦題 『良き王ダゴベール』 『お人よしの王様』など |
◆原歌詞:1〜22番 歌詞についての解説はガイドの項をご覧ください。 |
◆和訳と語句 |
1. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert ア ミ サ クュロッ・タ ロンヴェーァ A mis sa culotte à l'envers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル マジェステ Votre Majesté エ マル クュロテ Est mal culottée. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, ジュ ヴェ ラ ルメトル ア ロンドルヮ Je vais la remettre à l'endroit. |
1. 素敵な王様ダゴベール ご自分の半ズボンを裏返しに穿いていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は半ズボンを 間違って穿いておりますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 表に返して穿きなおしましょ
Dagobert【人物】ダゴベール、ダゴベルト。 |
2. コム イル ラ ルメテ Comme il la remettait アン ペゥ イル ス デクゥヴレ Un peu il se découvrait ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴゥ・ザヴェ ラ ポォ Vous avez la peau プルュ ヌワァ カン コルボォ Plus noir' qu'un corbeau. バ バ、ルュィ ディ ル ルヮ Bah, bah, lui dit le roi, ラ レヌ ラ ビャン プルュ ヌヮル ク ムヮ La rein' l'a bien plus noire que moi. |
2. 穿きなおしたときに ちょっと脱いだ 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は、カラスよりも 黒い肌をしてらっしゃいますなあ』 それがなんじゃ、と王様は彼にのたまった 女王のはわしのよりももっとずっと黒いぞ
découvrait【動詞・三人称単数半過去形】 |
3. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert フュ メトル ソン ベ・ラビ ヴェーァ Fut mettre son bel habit vert ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォト・ラビ パレ Votre habit paré オ クゥッ エ ペーァセ Au coude est percé. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, ル テャン エ ボン プレトゥ・レ・ムヮ Le tien est bon prête-le-moi. |
3. 素敵な王様ダゴベール ご自分の立派な緑の衣装にお召し替えだ 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! おしゃれな衣装が ひじのところが破けてますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった あんたのを快く貸してくれるんじゃろな
paré【形容詞】飾られた。 |
4. ドュ ボン ルヮ ダゴベーァ Du bon roi Dagobert レ バ エティェ ロンジェ デ ヴェーァ Les bas étaient rongés des vers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォ デュ バ カデ Vos deux bas cadets フォン ヴヮル ヴォ モレ Font voir vos mollets. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, レ テャン ソン ネゥフ、ドヌ・レ・ムヮ Les tiens sont neufs, donne-les-moi. |
4. 素敵な王様ダゴベールの 長靴下が虫に食われていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下の長靴下が二本とも ふくらはぎを覗かせておりますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった あんたのは下ろしたてじゃから、わしにくれなされ
bas(太腿までの長さの)長靴下、ストッキング。 |
5. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert フェゼ ペゥ サ バァ・ボン・ニヴェーァ Faisait peu sa barbe en hiver ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! イル フォ ドュ サヴォン Il faut du savon プゥァ ヴォトル モントン Pour votre menton. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, ア テュ デュ スゥ? プレトゥ・レ・ムヮ As-tu deux sous ? Prête-les-moi. |
5. 素敵な王様ダゴベール 冬場に髭をあまりあたらせなかった 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 石鹸を少々 あごにつける必要がございますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 二スー持っておるかね?わしに貸しなされ sous【複数形】スー。昔のフランスの貨幣単位。 |
6. ドュ ボン ルヮ ダゴベーァ Du bon roi Dagobert ラ ペルュク エテ ドゥ トラヴェーァ La perruque était de travers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ク レ ペルュキエ Que le perruquier ヴゥ ア マル クヮフェ! Vous a mal coiffé ! セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, ジュ プロン タ ティニャス プゥル ムヮ Je prends ta tignasse pour moi. |
6. 素敵な王様ダゴベールの かつらがずれていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! かつら屋がなんとも ひどいかぶせ方を致しましたな!』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった あんたの髪の毛でもかぶってましょか
perruque かつら。 |
7. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert ポーァテェ モントォ クゥル・トン・ニヴェーァ Portait manteau court en hiver ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル マジェステ Votre Majesté エ ビャン エクゥァテ Est bien écourtée. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, フェ・ル ラロンジェ ドゥ デゥ ドヮ Fais-le rallonger de deux doigts. |
7. 素敵な王様ダゴベール 冬場にコートを短くして着ていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は ずいぶんと服の丈を詰めておいでですな』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 指の二本ぶんだけ丈伸ばしさせましょ
écourtée【動詞・過去分詞女性形】 |
8. デュ ボン ルヮ ダゴベーァ Du bon roi Dagobert デュ シャポォ クヮフェ コム アン セール Du chapeau coiffait comme un cerf ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ラ コーァ・ノ ミレュ La corne au milieu ヴゥ スィエレ ビャン メュ Vous siérait bien mieux. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, ジャヴェ プリ モデル スュル トヮ J'avais pris modèle sur toi. |
8. 素敵な王様ダゴベール 雄ジカのような帽子をかぶっていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 真ん中の角が たいへん良く似合っておいでですな』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった あんたを見習ってこしらえたのじゃから
siérait【動詞・条件法三人称単数現在形】 |
9. ル ルヮ フェゼ デ ヴェーァ Le roi faisait des vers メ イル レ フェゼ ドゥ トラヴェーァ Mais il les faisait de travers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! レセ・ゾ ワゾン Laissez aux oisons フェル デ ションソン Faire des chansons. エ ビャン、ルュィ ディ ル ルヮ Eh bien, lui dit le roi, セ トヮ キ レ フェラ プゥル ムヮ C'est toi qui les feras pour moi. |
9. 王様が詩を作ったが とんちんかんな出来だった 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 歌を作るのなぞ ガチョウの雛にでも任せておきなされ』 うむ、そうじゃな、と王様は彼にのたまった わしに披露するのはあんたの役割じゃぞ oisons【鳥類・複数形】ガチョウの雛。 |
10. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert シャセ ドン ラ プレヌ ドンヴェーァ Chassait dans la plaine d'Anvers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル マジェステ Votre Majesté エ ビャン エスゥフレ Est bien essouflée. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, アン ラパン クゥレ アプレ ムヮ Un lapin courait après moi. |
10. 素敵な王様ダゴベール アンヴェルスの野に狩りに出た 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は ずいぶんと息が切れておりますな』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった ウサギがわしを追いかけたもんでな
Anvers【地名】アンヴェルス、アントワープ、アントウェルペン。 |
11. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert アレ・タ ラ シャ・ソ ピヴェーァ Allait à la chasse au pivert ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ラ シャ・ソ クゥクゥ La chasse aux coucous ヴォドレ メュー プァ ヴゥ Vaudrait mieux pour vous. エ ビャン、ルュィ ディ ル ルヮ Eh bien, lui dit le roi, ジュ ヴェ ティレ、プロン ガーァ・ダ トヮ Je vais tirer, prends garde à toi. |
11. 素敵な王様ダゴベール アオゲラを狩りに出かけた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! カッコウ狩りのほうが やりがいがござりませんかな』 うむ、そうじゃな、と王様は彼にのたまった 射てまいるぞ、あんたに気をつけてな
pivert【鳥類】ヨーロッパアオゲラ。 |
12. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert アヴェ・タン グロン サブル ドゥ フェーァ Avait un grand sabre de fer ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル マジェステ Votre Majesté プゥレ ス ブレセ Pourrait se blesser. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, コン ム ド・ナン サブル ドゥ ブヮ Qu'on me donne un sabre de bois. |
12. 素敵な王様ダゴベール 鉄のサーベルを持っていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は 怪我をなさるかもしれませんぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 誰か木のサーベルをくれないものかのう
blesser【動詞・原形】 |
13. レ シャン ドゥ ダゴベーァ Les chiens de Dagobert エテェ ドゥ ガル トゥー クゥヴェーァ Étaient de gale tout couverts ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! プル レ ヌトヮィエ Pour les nettoyer フォドレ レ ヌヮィエ Faudrait les noyer. エ ビャン、ルュィ ディ ル ルヮ Eh bien, lui dit le roi, ヴァ・トン レ ヌヮィエ アヴェク トヮ Va-t'en les noyer avec toi. |
13. ダゴベールの犬たちは すっかり疥癬だらけだった 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! きれいにしてやるのに 水につけてやる必要がありますな』 うむ、そうじゃな、と王様は彼にのたまった 水に浸けてしまいましょ、あんたも一緒にな
gale 疥癬(かいせん)、湿疹。 |
14. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert ス バテ・タ トーァ、ア トラヴェーァ Se battait à tort, à travers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル マジェステ Votre Majesté ス フェラ トュエ Se fera tuer. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, メ・トヮ ビャン ヴィッ ドゥヴォン ムヮ Mets-toi bien vite devant moi. |
14. 素敵な王様ダゴベール 見境もなく争いごとをした 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は 殺されてしまいますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 大急ぎでわしの前に立ってくだされ
à tort, à travers【熟語】 |
15. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert ヴゥレ コンケリーァ ルュニヴェーァ Voulait conquérir l'univers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴヮヤジェ スィ ルヮン Voyager si loin ドネ ドュ タントヮン Donne du tintouin. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, イル ヴォドレ メュー レステ シェ スヮ Il vaudrait mieux rester chez soi. |
15. 素敵な王様ダゴベール 世界全土を征服しようと思った 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! そんなに遠く旅をすれば 気苦労の種になりますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 自分の家に残ってたほうがよさそうじゃな tintouin 心配、気苦労。 |
16. ル ルヮ フェセ ラ ゲェレ Le roi faisait la guerre メ イル ラ フェセ・トン・ニヴェーァ Mais il la faisait en hiver ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトレ マジェステ Votre Majesté ス フェラ ゲレ Se fera geler. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, ジュ モン ヴェ ルトゥァネ シェ ムヮ Je m'en vais retourner chez moi. |
16. 王様は戦争を始めたが 始めたのが冬だった 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は 凍ってしまいますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 我が家へ帰ってしまいましょ |
17. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert ヴゥレ ソンバァケ プァ ラ メーァ Voulait s'embarquer pour la mer ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル マジェステ Votre Majesté ス フェラ ヌヮィエ Se fera noyer. セ ヴレ、ルュィ ディ ル ルヮ C'est vrai, lui dit le roi, オン プゥラ クリィエ ル ルヮ ブヮ! On pourra crier : "Le Roi boit ! ". |
17. 素敵な王様ダゴベール 海へ行って船に乗りたいと思った 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は 溺れてしまいますぞ』 まことにそうじゃ、と王様は彼にのたまった 皆が叫ぶじゃろな、『王様が水を飲んじゃった!』と
embarquer【動詞・原形】 |
18. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert アヴェ・タン ヴュー フォトェュ ドゥ フェーァ Avait un vieux fauteuil de fer ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル ヴュー フォトェュ Votre vieux fauteuil マ ドネ ドン レュ M'a donné dans l'œil. エ ビャン、ルュィ ディ ル ルヮ Eh bien, lui dit le roi, フェル ヴィ・トンポーァテ シェ トヮ Fais-le vite emporter chez toi. |
18. 素敵な王様ダゴベール 古い鉄の肘掛け椅子を持っていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下の古い肘掛け椅子が 私の目に止まりましたぞ』 うむ、そうか、と王様は彼にのたまった すぐにあんたの家に運ばせなされ fauteuil 肘掛け椅子。 |
19. ラ レヌ ダゴベーァ La reine Dagobert ショヮィエ・タン ガロン アセ ヴェーァ Choyait un galant assez vert ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴゥ・ゼッ コーァヌュ Vous êtes cornu, ジョン スヮ コンヴァンクュ J'en suis convaincu. セ ボン、ルュィ ディ ル ルヮ C'est bon, lui dit le roi, モン ペーァ レテ・タヴォン ムヮ Mon père l'était avant moi. |
19. ダゴベール女王は かなりの女たらしの男をかわいがっていた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は奥方を寝取られていると 私は信じて疑いませぬぞ』 いいんじゃよ、と王様は彼にのたまった わが父親もわしより先にされてたからな
galant 好き者、色事師。 |
20. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert モンジェ・トン グルゥトン ドュ デセーァ Mangeait en glouton du dessert ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴゥ・ゼテ グゥァモン Vous êtes gourmand, ヌ モンジェ パ トン Ne mangez pas tant. バ バ、ルュィ ディ ル ルヮ Bah, bah, lui dit le roi, ジュ ヌ ル スヮ パ トン ク トヮ Je ne le suis pas tant que toi. |
20. 素敵な王様ダゴベール デザートをたらふく召し上がった 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 食いしん坊でございますな そんなに召し上がってはなりませぬぞ』 それがなんじゃ、と王様は彼にのたまった あんたほどじゃあありませんがな |
21. ル ボン ルヮ ダゴベーァ Le bon roi Dagobert アィヤン ブュ、アレ ドゥ トラヴェーァ Ayant bu, allait de travers ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! ヴォトル マジェステ Votre Majesté ヴァ トゥー ドゥ コテ Va tout de côté. エ ビャン、ルュィ ディ ル ルヮ Eh bien, lui dit le roi, コン トュ エ グリ、マルシェ・トュ ドルヮ? Quand tu es gris, marches-tu droit ? |
21. 素敵な王様ダゴベール 酒を飲んで、ふらふらになって歩いてた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 陛下は すっかり千鳥足で歩いておいでですぞ』 おや、そうか、と王様は彼にのたまった あんたが酔ってたら、まっすぐに歩けるのかね?
bu【動詞・過去分詞】<boire (酒を)飲む。 |
22. コン ダゴベーァ ムゥルュ Quand Dagobert mourut, ル ディアブル オスィト アクゥルュ Le diable aussitôt accourut ; ル グロン サン・テルヮ Le grand saint Eloi ルュィ ディ オ モン ルヮ! Lui dit : ô mon roi ! サトン ヴァ パセ Satan va passer, フォ ヴゥ コンフェセ Faut vous confesser. エラス、ルュィ ディ ル ルヮ Hélas, lui dit le roi, ヌ プゥレ・トュ ムゥリル プゥル ムヮ Ne pourrais-tu mourir pour moi. |
22. ダゴベールが亡くなったとき 悪魔がすぐさま駆けつけた 大聖エロワが 彼に言うには、『おや、王様! 魔王が来ますぞ 懺悔なさるべきですぞ』 残念じゃ、と王様は彼にのたまった あんたはわしの代わりに死んではくれんのじゃな
aussitôt【副詞】直ちに、すぐさま。 |
ガイド
この歌は、18世紀のフランス革命の頃に生まれたと推定されています。曲は、ゴール地方の古い踊りの曲『Fanfare du Cerf(雄ジカのファンファーレ)』を用いています。
ひとりごと |
参照URL http://thierry-klein.nerim.net/lebonroi.htm(メイン歌詞) http://www.paroles.net/chanson/11693.1 http://membres.lycos.fr/sucredorges/Chansons/Le_bon_roi_dagobert/le_bon_roi_dagobert.html http://enfants.x2000.org/chansons/le_bon_roi_dagobert.htm http://www.lirecreer.org/biblio/comptines/dagobert/index.html http://users.skynet.be/sky42184/Chanson_LebonroiDagobert.htm http://fr.wikipedia.org/wiki/Le_bon_roi_Dagobert http://pagesperso-orange.fr/olivier.druard/LaClefDesChants/Carnets/Chants/LeBonRoiDagobert.htm http://www.sip.ie/sip019I/dago.html http://www.histoire-en-ligne.com/article.php3?id_article=293 http://en.wikipedia.org/wiki/Dagobert_I http://en.wikipedia.org/wiki/Saint_Eligius http://fr.wikipedia.org/wiki/Dagobert_Ier http://fr.wikipedia.org/wiki/Saint_%C3%89loi MIDI作成ソフト:サクラ 第二版(Ver.2.36) ページ最終更新:2008/03/26 |