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作詞・作曲:T.H.ベイリー / 1833年著作 | |
邦題 『久しき昔』『思い出』 『ロング・ロング・アゴー』など |
◆原歌詞:1〜3番 フリガナはイギリス英語の発音に基づいています。 歌詞についての解説はガイドの項をご覧ください。 |
◆和訳と語句 |
1. テォ ミ ヅァ テイルス ヅァッ トゥ ミー ゥワー ソゥ ディァ Tell me the tales that to me were so dear, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ ロン゜ アゴゥ Long long ago, long long ago; スィン゜ ミ ヅァ ソングズ アィ ディラィテッ トゥ ヒーァ Sing me the songs I delighted to hear ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ アゴゥ Long long ago, long ago. ナゥ ユゥ ア カム オーォ マィ グリーフ イズ リムーヴド Now you are come all my grief is remov'd, レッ ミ フォァゲッ ヅァッ ソゥ ロン゜ ユゥ ハヴ ロゥヴド Let me forget that so long you have rov'd; レッ ミ ビリーヴ ヅァッ・チュ ラヴ アズ ユゥ ラヴド Let me believe that you love as you lov'd, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ アゴゥ Long long ago, long ago. |
1. ずっとずっと昔に、ずっとずっと昔に 僕にとってとても大切だった話を聞かせてよ ずっとずっと昔に、ずっと昔に 僕が聞いて喜んだ歌を歌ってよ 君がやって来たので、 僕の悲しみはみな除かれた あんなに永く君がさまよったなんて事は、 忘れさせてくれ 君が僕のことを、ずっとずっと昔と同じように、 ずっと昔のように愛していると信じさせてくれ
now =now that 〜であるから。
rov'd【動詞・過去分詞形】 =roved <rove さまよう。 |
2. ドゥ ユゥ リメンバ ヅァ パス ゥエァ ウィ メッ Do you remember the path where we met, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ ロン゜ アゴゥ Long long ago, long long ago. アー ィエス、ユゥ トウル ミ ユゥ ネア ウッ フォァゲッ Ah yes, you told me you ne'er would forget, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ アゴゥ Long long ago, long ago. ヅェン トゥ オーォ アヅァス マィ スマィル ユゥ プリフェァド Then to all other's my smile you prefer'd, ラヴ ゥエン ユゥ スペィク ゲィ・ヴァ チャーム トゥ イーチ ワード Love when you spake gave a charm to each word; スティォ マィ ハーッ トレジャズ ヅァ プレィゼズ アィ ヘァード Still my heart treasures the praises I heard, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ アゴゥ Long long ago, long ago. |
2. ずっとずっと昔に、ずっとずっと昔に 僕らが出会った小道を覚えているかい ああそうだ、決して忘れるつもりはないと 君は僕に言ったね ずっとずっと昔、ずっと昔のことだけど そして、僕の微笑を 他のどんな人のよりも好いてくれた 君がしゃべれば、愛が言葉の一つ一つに 魅力を与えた 今でも、僕の心は、ずっとずっと昔に、 ずっと昔に僕が耳にした褒め言葉を 大切にしている
spake【動詞・過去形】 =spoke
<speak 話す。 |
3. ヅォゥ バィ ユァ カィンネス マィ フォンッ ホゥプス ワ レィズド Though by your kindness my fond hopes were rais'd, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ アゴゥ Long long ago, long long ago; ユゥ バィ モー イロクゥェンッ リプス ハヴ ビン レィズド You by more eloquent lips have been prais'd, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ アゴゥ Long long ago, long ago. バッ バィ ロン゜ アブセンス ユァ トルース ハヴ ビン トラィド But by long absence your truth has been tried, スティォ トゥ ユァ アクセンツ アィ リスン ウィヅ プライド Still to your accents I listen with pride, ブレスト アズ アィ ウォズ ウェン アィ サッ バィ ユァ サィド Blest as I was when I sat by your side, ロン゜ ロン゜ アゴゥ、ロン゜ アゴゥ Long long ago, long ago. |
3. ずっとずっと昔に、ずっとずっと昔に 君の優しさのおかげで、 僕の浅はかな希望がかき立てられたけれど ずっとずっと昔に、ずっと昔に 君は、もっと雄弁な唇によって 褒め上げられていたんだ たげど永いこと不在だったので 君の真心が試されたんだ 今でも君の訛りを誇りに思って聴いている ずっとずっと昔に、ずっと昔に 君のそばに座ったとき、 僕は祝福を受けていたんだ
fond【形容詞】浅はかな、虫のいい。
eloquent【形容詞】雄弁な、流暢な。 blest【形容詞】恵まれた、祝福された。 |
ガイド
この歌は、英国の脚本家トーマス・ヘインズ・ベイリー(Thomas Haynes Bayly、1797〜1839)によって1833年に書かれた曲です。ただし、この歌が世に出たのは、ベイリーが亡くなった後の1843年になってからのことで、アメリカ合衆国で出版された、ベイリーの詩を集めた作品集に採り上げられたのが初めてのことでした。
この曲を知ったのは、小学校4年のときだったでしょうか。学校で、学習の一環として配られた、リコーダーの練習帳に載っていたのを演奏したのが初めてでした。
ちなみに、そのとき楽譜についていたタイトルは『ロング ロング アゴー』…原題のカタカナ表記そのまんまです。小学校4年じゃ意味が分からなくて当たり前のタイトルです。 そういえば、当時、このタイトルを見た同級のK君が「『ロング・ロング・顎!』」とジャイアント馬場の真似をしてはしゃいでいました。あいつは元気かな…。 |
参照URL http://lincoln.lib.niu.edu/Songs/long.html http://www.contemplator.com/england/longago.html MIDI作成ソフト:てきとーシーケンサ Version2.15 |