WINTER ADE (WINTERS ABSCHIED) | |
作詞:A.H.ホフマン・フォン・ファラースレーベン | |
邦題 『鳥の声』『さよなら』など |
◆原歌詞:1~3番 オリジナルバージョン
歌詞についての解説はガイドの項をご覧ください。 |
◆和訳と語句 |
1. ヴィンテァ アーデ! シャィデン トゥッ ヴェー Winter, ade ! Scheiden tut weh. アーベァ ダィン シャィデン マハト Aber dein Scheiden macht, ダス ミーァ ダス ヘーァツェ ラハト Daß mir das Herze lacht, ヴィンテァ アーデ! シャィデン トゥッ ヴェー Winter, ade ! Scheiden tut weh. |
1.
冬よ、さらば!別れはつらいものだ だけどお前と別れることで 私は心が笑えてくるんだ 冬よ、さらば!別れはつらいものだね |
2. ヴィンテァ アーデ! シャィデン トゥッ ヴェー Winter, ade ! Scheiden tut weh. ゲーァネ フェァゲス イヒ ダィン Gerne vergeß ich dein, カンスト インメァ フェーァネ ザィン Kannst immer ferne sein. ヴィンテァ アーデ! シャィデン トゥッ ヴェー Winter, ade ! Scheiden tut weh. |
2.
冬よ、さらば!別れはつらいものだが お前を忘れることは嬉しいよ いつだって離れていてほしいな 冬よ、さらば!別れはつらいものだね |
3. ヴィンテァ アーデ! シャィデン トゥッ ヴェー Winter, ade ! Scheiden tut weh. ゲースト ドゥ ニヒト バルト ナハ ハォス Gehst du nicht bald nach Haus, ラハト ディヒ デァ クックゥク アォス Lacht dich der Kuckuck aus. ヴィンテァ アーデ! シャィデン トゥッ ヴェー Winter, ade ! Scheiden tut weh. |
3.
冬よ、さらば!別れはつらいものだが すぐに家に帰らないと カッコウがお前を馬鹿にして笑うよ 冬よ、さらば!別れはつらいものだね
lacht - aus【動詞・三人称単数現在形】 |
ガイド
『Winter Adw』は、ドイツの民謡に新たに歌詞を作成して乗せた作品です。 この歌の旋律は、ドイツ・フランケン地方の民謡『Schätzchen adé(恋人よさらば)』のものを使用しています。このメロディーに、ドイツの詩人アウグスト・ハインリヒ・ホフマン・フォン・ファラースレーベン(August Heinrich Hoffmann von Fallersleben、1798年-1874年)が1835年に詞を施しました。下の「オリジナル《と比較すると分かりますが、原詞のパロディになっています。 一説によると、この『Winter ade』は、当時のドイツの政治を批判・揶揄するものだとも見做せるとのことです。歌に出てくる「カッコウ《とは、ドイツの1848年革命のおりの民主化や自由の象徴とされ、また「冬《とは当時のドイツの政治状況を比喩的に表現しているものとされます。 日本では、明治時代に『鳥の声』の題で文部省唱歌として紹介されています。 ひとりごと 筆者はこの歌を『さよなら』の題吊で知っています。小学生のとき音楽の教材として配布されたリコーダーの副読本に、この曲の譜面が載っていて、そこで覚えたものです。 『鳥の声』の邦題で明治時代に唱歌となっていたことや、ドイツ語の題吊が『Winter ade』もしくは『Schätzchen Ade』であることなどは、すべて最近になってから知った事柄です。このサイトの作成を始めてから5年あまり、サイト作成初期からずっと探していた歌のひとつではありますが、やっと最近になって歌の背景などを知ることが出来たわけで、喜びもひとしおです。(2010/02/27) |
オリジナル
『Winter Ade』のオリジナルとされる民謡『Schätzchen Ade』の歌詞はこちらです。なお、この歌は『Liebchen Ade』という別題も持っています。
◆原歌詞:1~3番 ページのてっぺんへ | ◆和訳と語句 |
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1. |
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2.
wahre【動詞・二人称単数命令形】 |
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3.
trennt【動詞・三人称単数現在形】 |
◆参考URL: MIDI作成ソフト:サクラ 第二版(Ver.2.36) |