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ОДНОЗВУЧНО ГРЕМИТ КОЛОКОЛЬЧИК
鈴は単調に鳴り響く

駅馬車の御者の悲しげな歌につられ、旅路にある主人公もつい涙を…。

作詞:И.マカロフ(異説あり)
作曲:К.シダローヴィチ作とされる旋律と、А.Л.グリリョーフ作のものの2種が知られています。
1840年代後半~1850年代初めごろ成立

邦題
『鐘の音は単調に鳴り響く』
『鐘の音は単調に鳴る』『鐘の音』
『鈴の音は単調に鳴る』など

MIDIと楽譜
(別窓で開きます)


◆原歌詞:1~4番
歌詞についての解説はガイドの項をご覧ください。
◆和訳と語句

1.
アドナズヴゥーチナ グリェミーッ カラコーリチィク
Однозвучно гремит колокольчик, 

イ ダローガ プィリーッツャ スリィフカー
И дорога пылится слегка,

イ ウヌィーラ パ ローヴナムゥ ポーリュゥ
И уныло по ровному полю

ラズリヴァーイッツャ ピェースヌ ィイムシィカー
Разливается песнь ямщика.


1.
鈴は単調な響きで鳴り
道は軽く埃をかぶっている
そして平らな野原を憂わしげに
御者が歌を涙ながらに歌っている
однозвучно【副詞】(音が)単調に、単調な響きで。
гремит【動詞・三人称単数現在形】
<греметь 鳴り響く、がちゃがちゃ言う。
пылится【動詞・三人称単数現在形】
<пылиться 埃だらけになる、埃をかぶっている。
ровному【形容詞・単数与格形】
<ровный 平らな、平坦な、まっすぐな。
разливается【動詞・三人称単数現在形】
<разливаться 泣き声を張り上げる。

2.
ストーリカ グルゥースティ フ・トーィ ピェースニェ ウヌィーラィ
Столько грусти в той песне унылой, 

ストーリカ グルゥースティ フ・ナピェーヴェ ラドノーム
Столько грусти в напеве родном, 

シトー ヴ・ドゥシェー マィエーィ フラードナィ、アストィーラィ
Что в душе моей хладной, остылой

ラズガリェーラスャ スェールツェ アグニョーム
Разгорелося сердце огнём.

2.
きみのその気の滅入るような歌はなんと悲しげなんだ
ふるさとの節回しは何と悲しげなんだ
私の寒々として冷ややかな心のうちにも
心臓が火のように燃え上がったよ
грусти【生格形】
<грусть 悲哀、寂しさ。
直前の「столько《には、主格で使われている場合、それに続く吊詞が生格形をとるという性質があります。そのため「грусть《が語形変化しています。
напеве【前置格形】
<напев メロディー、節回し。
хладной【形容詞・男性主格形】
холодный(冷たい)の詩語。
остылой【形容詞・男性主格形】冷えた。
разгорелося【動詞・中性過去形】
<разгореться (火が)燃え上がる、(感情が)燃え立つ。

3.
イ プリィポームニィル ィヤー ノーチィ イヌィーイェ
И припомнил я ночи иные

イ ラドヌィーェ パリャー イ リェサー
И родные поля и леса,

イ ナ オーチィ、ダヴノー ウーシ スゥヒィーェ 
И на очи, давно уж сухие,

ナビィジャーラ、カーク イースクラ、スリェザー
Набежала, как искра, слеза.

3.
いつだかの夜のことを私は思い出した
それに故郷の野原や森のことも
そして、だいぶ昔からすっかり乾いていた両目には
まるで火花のように、涙が湧き上がってきた
припомнил【動詞・男性過去形】
<припомнить 思い出す。
иные【形容詞・複数形】
<иной ほかの、別の、とある。
сухие【形容詞・複数対格形】
<сухой 乾いた、干上がった。
набежала【動詞・女性過去形】
<набежать (涙・皺が)現れる、(液体が)流れ込んで溜まる。
искра 火花。

4.
アドナズヴゥーチナ グリェミーッ カラコーリチィク
Однозвучно гремит колокольчик, 

イ ダローガ プィリーッツャ スリィフカー
И дорога пылится слегка,

イ ザモールク モーィ ィイムシーク、ア ダローガ
И замолк мой ямщик, а дорога

プリィダ ムノーィ ダリィカー、ダリィカー…
Предо мной далека, далека...

4.
鈴は単調な響きで鳴り
道は軽く埃をかぶっている
私の御者は黙り込み、いっぽう道は
私の前の彼方へと伸びている、彼方へと伸びている…
замолк【動詞・男性過去形】
<замолкнуть 黙り込む。
предо【前置詞】〔造格形を伴って〕~の前に。


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 ガイド   作詞:イヴァン・マカロフ(Иван Макаров、1820年生~1852年没)と言われるが異なる説もあり
 作曲:アレクサンドル・リヴォーヴィチ・グリリョーフ(Александр Львович Гурилёв、1803年生~1858年没)
    ないしコンスタンティン・シダローヴィチ(Сидорович, Константин

ひとりごと
 


◎各種参考URL
【歌詞・楽譜】
○http://a-pesni.org/popular20/1zvutchno.htm (底本として使用。楽譜はグリリョーフ作曲とシダローヴィチ作曲の両方を掲載)
○http://www.russianplanet.ru/music/lyrics/romances1.htm (楽譜はシダローヴィチ作曲のものを掲載)
○http://muzon-muzon.ru/index/odnozvuchno_gremit_kolokolchik/0-329 (楽譜はシダローヴィチ作曲のものを掲載)
【歌詞・音源】
○http://www.karaoke.ru/artists/plevickaja-nadezhda/song/odnozvuchno-gremit-kolokolchik/
【歌詞】
○http://pesni.retroportal.ru/sr1/46.shtml
○http://www.proza.ru/2013/01/06/2029
【その他】
○https://ru.wikipedia.org/wiki/Макаров,_Николай_Петрович
○http://www.proza.ru/2013/01/06/2029
○http://az.lib.ru/m/makarow_i/text_0020.shtml

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ページ最終更新:2010/00/00

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